片想いよりも思い出を

おたくの長くて大きなひとりごと。

自担と自己肯定感の話。

 

私の自担は自己肯定感が低いと思う。

それ故の言動や周りの扱いにモヤモヤしてしまうことはたくさんある。

でも、最近少しずつ自己肯定感が高まってきていると感じてる。

 

 

 

私の自担は、年齢・性別関係なくいろんな人から可愛がられる愛されキャラだと思う。

優しくて、おもしろくて、ふわふわと柔らかい空気を纏っていて、フレンドリーで親しみやすい。だけど、どことなく今にも消えてしまいそうな影が見える瞬間があって、儚くて、応援してあげたくなる。本人の性格や人柄がそうさせてるのはもちろん、天性の愛され気質を備えた人なんだろうなあとも思う。

 

そして、そんな自担は、いわゆるイジられキャラでもある。

 

 

 

 

私は当時のことを知らないけれど、自担本人が言うには、先輩から「おまえはそっちじゃない」と言われたことがきっかけで三枚目キャラが始まったらしい。メンバーもイジりなれてないし、ファンの人も慣れてないから、微妙な空気になることもあって、その時はしんどかった(ニュアンス)みたいなことも自担が言っている。

 

 

私が自担を知った時には、もう彼はイジられキャラになっていて、彼自身も自虐のようなボケをかまして笑いを取ろうとしていた。

 

けど、それがもう全然おもしろくなくて!(え)

画面に向かって「え、なんなん…」とか呟いてた思い出…。わら これがJr.チャンネル開設しますの頃。

 

 

 

 

はっきり言いますと、私は自担がイジられるのは好きじゃない。つっこまれるのは好きだけど、イジられるのは好きじゃない。

三枚目キャラでいるために、自分を卑下して自虐する自担はもっと好きじゃない。好きな人には、いつもニコニコ笑顔でキラキラと輝いていてほしい。

 

ゆるふわ天然な彼自身の言動にツッコミ入れられて盛り上がるのは全然いい。私も好き。

ボケたがりで誰も傷つけないボケかます自担も大好き。

でも、イジリと自虐は絶対に嫌。たのしくない。おもしろくない。

 

お顔も別に大きくないもん。華奢で肩幅狭くてちょっと頭が大きいからアンバランスなだけで、お顔は大きくないもん。って毎回ひとりでマジレスしちゃうもん。

 

今のこの世界が、歌って踊るだけじゃ厳しいことはわかってるけど、みんなアイドルにおもしろさを求めすぎてると私は思う。そりゃ、活動の幅も広がるし、トークがおもしろいに越したことはないかもしれないけど、笑いのプロではないアイドルたちに世間は、その世界も、おもしろさを求めすぎてるんだよ…。アイドルはアイドルなのに。

 

 

 

 

 

メディアやファンの間でよく聞くのが、イジられ愛されキャラの最年長 というワード。世間一般でもよく見かけるのが、イジられキャラ=愛されキャラ という方程式。

私はもうずっと、この イジられキャラ=愛されキャラの関係性が理解できなくて困っている。誰か解説できる人がいたら教えてほしい。私の解釈では、そもそもイジリというのは、本人の言動ではなく、外見・内面・特性・バックグラウンドなどその人の本質に関わる部分に突っ込んでいくことで、一方でツッコミは、その人の言動・アクションに対してするものだと考えてる。そして、イジリはその人にとってマイナスになるものだと捉えてる。きっとこのイジられる=愛されているの構図は、みんながその人に対して割とハードなことまで(一見)明るく楽しくおもしろおかしく言える、言っても怒らない、という意味のわからない空気感が作っているだけであって、その人はただ言いやすい対象なだけで必ずしもそこに愛があるとは思わない。その人の優しさや弱さにつけこんで愛してるフリをするのはやめてくれという気持ちになるわけです。うん、なんかうまくまとまらないけど、伝わってると嬉しい…

イジリって、言われてる側や聞いている人が我慢してたり傷ついたりしてる部分が少なからずあると思う。それを本人が嫌そうにしないから、笑ってるからって、この人は優しい、このやりとりがおもしろい・楽しい、いろんな人からおもしろく扱われてる!愛されてるなあ、に繋がるのは、あまりにも安易な発想だと私は思うんだなあ。

 

 

 

 

 

そして、イジリ(そもそもこれも私的にはどうなん?って感じだけど)が暴走すると、ただのイジメ・嫌がらせでしかなくなる。

 

 

自担のバラエティー的な扱いにおいて納得がいかないこと・不満に思うことは、これまでいろいろあったけれど、私が彼を推し始めていちばん許せなかったのは、冠番組内の企画でのこと。

 

もしも、アイドルである彼らがその名を使って他の職業に就いたらいくらお給料をいただけるか?というのを、スタッフがその職のプロの方にメンバーを本気で売り込み査定していただくという内容だった。

初回放送のメンバーたちは、それぞれにあった職業をチョイスされ、スタッフも本気でメンバーをプレゼンしてくれ、ゲストであるプロの方たちに好感を持っていただき、スタジオのメンバーもとても盛り上がっていたし、私も見ていて楽しかった。

でも、早くもこの企画の2回目の放送でそれが崩れ去る。モノマネが得意な自担は、モノマネ芸人になったらいくらお給料がもらえるかを大御所モノマネ芸人さんに見ていただいた。これがまあ、酷かった。使える映像の制限があるのかもしれないけど、モノマネをしている参考資料として出されたのは、よくしている先輩方のモノマネではなく、YouTubeトーク内で内輪ノリでやってたモノマネ。普段の彼らを知っていて、YouTubeの流れで見るからおもしろいものを、一部分だけ切り取って第三者に差し出す。地獄。しかも、レパートリーはこれだけと言い張るスタッフ。自担をプレゼンする気なんてさらさら感じられない。もしかすると、演出や事前の説明・やりとりがあったのかもしれない。けど、そんなこと視聴者は知ったこっちゃない。大御所芸人さんは、これでモノマネ芸人として査定しろと?といった様子で呆れお怒りの様子。モノマネにも厳しいコメント。無理もない。誰しもこのシチュエーションに遭遇したらそうなる。私の仕事舐めてんのか?って怒りたくなる。イジられキャラに設定している自担を雑に扱うというイジリをしたことで、ゲストの方に大変失礼な行動をしたのは、番組というか人としてありえない。わざわざ出ていただく方に、どうしてわざわざ失礼なことをするのかいみがわからない。

そして、自分をネタに失礼なことをするスタッフにお怒りなゲストの方を見る 苦しそうな自担の顔が、直視できないくらい辛かった。思い出すだけでも辛い。誰にでもフランクに関われる、優しくて真面目な自担が、自分のことでお怒りになるゲストを ごめんなさいって表情で見てるところを見せつけられるって、これはもう自担への完全なるイジメであるし、私たちファンへの侮辱でしかなかった。周りのメンバーの言動が優しくて少しは救われたけど、番組を見ながら本気で泣いてしまった。

ここのスタッフに不信感を抱くのははじめてではなかったし、他の番組でも嫌な思いをたくさんしてきたけど、これはダントツで許せなかった。はじめて番組に意見送ったもん。意見送ることで彼に何かマイナスなことがあったら嫌だなとかも考えたけれど、放っておいてこれがエスカレートするくらいなら干される方が彼も私たちもまだマシだと思って、でもそこはきちんと大人なので真面目に2時間文章考えて意見を送った。

そしたら火消しのようにTwitterアカウントを開設した演出家。色んなご意見じゃねえよ、今回のは完全に道徳的にそっちが間違ってるだろ、とか思いながら余計に怒りが湧いてきた記憶がある。わら 

で、さらに気持ち悪かったのが、演出家を擁護する人たち。感性は人それぞれなのでなんとも言えないけれど、私の気にしすぎかと気になって番組配信後に検索かけたら、最高におもしろかった!って人もたくさんいたし、演出家擁護してる人もたくさんいるわけです。それが悲しくて泣いた。あの死んだ空気が、自分は何も悪くないの困って焦ってる彼が、おもしろいと感じる人がいるんだと思ったら、気分が悪くて仕方なかった。もちろん、私と同じ意見の人もたくさん見かけた。私のTLはほぼそうだったし、同担の皆様も他担の皆様も彼のことたくさん褒めて大好きだよって言ってくれてて番組に腹を立ててくれてて安心して嬉しくて泣いた。なんなら、この時TLにおもしろかった派の人が現れたらサヨナラしてた。

私は、推したちが出てる番組だから、お世話になってるものだからってなんでもかんでも 好きおもしろい楽しいありがとうって受け入れられる人ではないし、間違ってるものは間違ってる、おもしろくないものはおもしろくないと言える人でありたい。推し本人たちの言動に対してもそう。その代わり、好きなものは好きだとしつこいくらい声を大にして叫ぶ。

 

この件があったからか、今回再び同じ企画があったけど、今回はどのメンバーもスタッフが本気で臨んでくれたと思う。(前は自担以外にも思うところがあった)(今回もこぼれエピソードとか編集とかで???ってなるところはあって、そこら辺は相変わらず無理だなあと思ってる)

実際響いてるのか知らないしめんどくさがられてるだけかもしれないけど、マナーや節度を守ってきちんと意見をすることは大事だなあと思ったし、自担が第三者の方から認められて褒められると、こんなにも幸せな気持ちになるんだなあと実感した。

 

 

 

カッコいいアイドル目指して頑張ってるところをそっちじゃないと言われ、各所でイジられ、長いこと将来が保証されてない状況にさらされたら、自己肯定感が低くなっても仕方ないよなと思う。私はいつでも自担をよしよしできるけど、やっぱり他の人たちからもよしよししてもらえる自担でいてほしい。

 

でも、バラエティーのお仕事ではなかなか変わらなくても、グループの中で自担の自己肯定感が高まってきてるなと最近すごく思う。自担のみならず、他のメンバーも。

いろんな要因が考えられるけど、大きいのはストレートに言葉で伝えてくれる人の存在な気がしてる。各メンバーに変化があったと思うけど、自担を甘やかしたり全肯定してくれる人ってそんなにいなかったから(というより三枚目キャラを作り上げるために周りもそうするしかなかったもんね…)、そこを覆してくれる人たちの存在って大きかったなあ。(とか言いつつ、結局私の心の支えは93年組ですいつもありがとう)

本当は自分がカッコいいことを知っている自担だから、頼って甘えてくれる存在ができたことでそれを出すこともするようになって、自虐より、俺ってほんとは二枚目なのに三枚目演じてるんだぜ的なボケ方(いやそれが事実なんだけどね!わら)が増えてきて、本人の気付きもあって周りを頼れるようになって、自担の心がいい方向にグンと伸びたなあと思う。自己肯定感あげあげで自信持っていこうぜ!

まああとは、デビューを機に例の先輩と少し距離が取れているであろうことと、いろいろな先輩方や芸人さん方との関わりが増えたことも、自担が変われるきっかけになったんじゃないかなあと思う。いくらアメ与えようと、たびたび恐怖を与えて従わせるような人とずっと一緒にいたら気が滅入るし、自己肯定感なんてなくなってしまうからね。道をはずしかけたら正してくれるけど、基本認めてよしよしされる方がいいに決まってるよ。推したちの心が健康であるためにも、素敵な人との出会いと関係を大事にしてほしいな。

 

 

 

ちなみに、自分にちょっと自信なさげで遠慮しがちな彼を推している私は、自己肯定感が壊滅的に低い!わら けど、彼を推すようになってから、随分と高まってきている気がする。自己肯定感低めだけど相手のことはまるっと肯定できる自担を見てると、すごくホッとするし、私も私のままでいいやって思えちゃうんだよね、不思議。自担はいろんな人から愛される人でもあるけど、それと同時にたくさんの人を愛すことができる人でもあるんだよね。だから愛されるのかもしれないんだけど。

自担が私の自己肯定感を高めてくれるし、自虐する自担を見て好きな人にはそうであってほしくないし彼を好きなことを誇りに思いたいから私も自分で自己肯定感を高めていく。そんな相互関係です。こういうのもアリじゃない?

 

 

 

自己肯定感の話するって言っといて、結局冠番組のモヤモヤを晴らしたかっただけだった…!わら

 

これからもモヤモヤとの戦いは続くだろうけど、自担の周りにいるメンバーを信じ、間違ってる大人を見かけたら冷静に対応し、なにより自担に愛を叫び続けながら、今後もお互い元気に楽しく過ごせたらなあと思う。またお手紙書こうっと。

 

 

 

だいすき!!!!!!!!!